「ラスト・ホールド!」に感動させられた話 ※ネタバレ含※

5/12に、

A.B.C-Z塚田僚一主演

Snow Man出演

映画「ラスト・ホールド!」が公開されました(^o^)

 

イェーーーーーイ!公開おめでとうございまーーーーす!!ピーーーーーース!!

1年前に映画の情報が発表されてから、「2018年春」→「5/12(土)」と公開日が決まったり、クリスマスプレゼントとして予告動画が解禁されたり、フライヤーが出たり、前売券が発売になったり…

公開に向けて少しずつ動き出していくのがワクワクして楽しい1年間でした。

わたくしも早速拝見して参りました!とても素敵な映画でした。Snow Man中心の感想になりますが、少しずつ書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

↓↓↓以下ネタバレ含みます↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の期待値が最初低すぎたのもあるかもしれませんが、とても良い作品でした!

キャストのキャラクターがとてもしっかりしている。一人一人良く作り込んだんだろうなぁと伝わってきます。

およそ90分という長くはない時間の中できちんと辻褄を合わせていたり、伏線回収したり、デジャヴがあったり…監督さん若いのにすごい…

 

私が一番会いたかったキャラクターはもちろん中道くん!演ずるは阿部亮平くんです。はい、ただの自担贔屓です。

キャラ紹介には「潔癖なゲーマー」とあり、私の中でのゲーマーのイメージってグレーのスウェットにちょんまげにコントローラー持ってる…みたいなイメージで、ちなみにこれ2年前くらいのWUのふっかのイメージなんですけど(笑)、それを想像して観たらスマホ片手にぷよぷよに勤しむスタイリッシュなイケメンゲーマーだったので衝撃的でした。

潔癖ということですが、劇中のセリフとしては「チョークで手が汚れるの嫌なんだよね…」というようなセリフがあっただけでした。でも、まるでクールビズのサラリーマンのような中道くんの私服は、ピシッとアイロンのかけられたシャツにウエストぴったりのズボン、ベルトもきちんととめてあって、そこからも「だらしないのは許せない」感が伝わってきました。ここでメガネとかかけちゃったらもっとヲタクっぽくなってたから良かったかも…中の人が阿部亮平じゃなければ相当キモいぜ!?みたいな(笑)

確か直前の監督のインタビューとかだったと思うのですが、中道のキャラ作りについて「わざと棒読みっぽくした」と語っていらっしゃって(あれ、阿部くん本人だっけ?)、正直その時は「えぇ…」と思ってたんですよね。もし何も知らない初見の人が「この中道役のヤツ演技下手だな」って思ったらどうしてくれるんですか!?と、私の中のモンスターペアレントが叫んでいました(笑)

でも、本編を見て感じたのは「棒読み」というより「感情を抜いた話し方」という印象でした。中道のセリフで一番好きなのが、全員分のユニフォームを買ってきて「お金どうしたの?」と聞かれた時に「ゲーム売った」としれっと答えるところ…たった一言なのですが、ここが一番良かったと思った。大事にしていたであろうゲームを売ったことについて、別に悔しさも未練も感じていない感じ、だからと言ってボルダリングに対する熱がこもった言い方でもないこの感じ…!!「いるいる、こういう感情こもってない喋り方のヤツ!!」みたいな(笑)

阿部くんって普段舞台の演技ではわりとわざとらしいくらいに感情を込めた話し方をするイメージなんですよね。去年の鼠小僧の菊三さんとか「少年たち」のアベ(役名なのかな?)とか…映像ではなく舞台演技なこともあるけど、大げさなリアクションとか話し方のイメージ。それが、中道くんは良い感じに感情が抜けていた、と思います。阿部くんにとっての成長の一つなのかな。

団体戦でいざ壁に臨む時に、まずパズルゲームを解くように動きをシミュレーションする阿部くんは全ヲタクが好きな奴ですよね。ちなみに私は大好きです。

最終的には手も、黒いTシャツも真っ白に汚しながらがむしゃらに登る中道くん…「アイツが一番チョークまみれ」って笑う桑本くん…あべさく…ハァ好き…ちなみに中道くんは彼女いるのかな?(私情を挟む)

 

あとは、影の主役だと思われるのはやはり河口ですね。演ずるは岩本照くんです。

BBJの時も「実質これ陽ちゃんの映画じゃん!」と散々言われていましたが、ラストホールドもなかなか河口目立ってます。オイシイ役、というとちょっと違うかもしれないけど、岡島のケガについては深く描かれなかった割に河口の過去はしっかり触れてた印象。

けっこう「おお…」ってなる過去でしたね。観る前は、よくありがちな「不慮の事故で親友をケガさせた」とか「濡れ衣を着せられた」とかだろうなぁと思っていたんですが、思いっきり自分からカンニングをしに行ってしまう、という…「勝ちたかったから」という理由はあれど、不正だと分かっていながらルートをメモってバッチリ対策してきてますからね(笑)だいたいこういうのって「実は悪くない」パターンだと思っていたので、本人に非があるパターンは少しビックリしました。

勝村さんも出るのは取手坂大学のボルダリング部の顧問とかかと思ったら、ライバル校の顧問にして河口のかつての恩師(不正を見抜いた人物)だったので、河口と一番関わりがあったので驚きました。有名な俳優さんと一緒にお仕事できて良かったね本当に…

そんなヘビーな過去を抱えながらも、ボウリングに負けたからって素直にボルダリング部に入っちゃうところは可愛い(笑)

団体戦で最後に登るのも岡島じゃなくて河口だったし、本当に影の主役ですね。プレッシャーのかかる2回目を失敗して優勝を逃す展開にしたのも良いし、そこでかつての恩師からの「河口ガンバ!!」に心を奮い立たせて、3回目は成功させるところもドラマチック。思わず「あぁ…」とか声出そうになったもんね。泣きそうだけど泣きはしない表情がとても良い。

すごくどうでも良いことだけど、ボルダリングしている後ろ姿を見て感じたのですが、ひかるって耳がちっちゃくて可愛い…ひぃちゃん………

 

更にキーパーソンになってくるのが、ダンスサークルと掛け持ちで入った桑本くん。演ずるは佐久間大介くんです。

桑本が河口に「哲学科の新入生?」と話しかけて一緒にサークル見学を回らないかと誘うのが初登場シーンになりますが、このシーンが映画後半にボルダリング部を一度は辞めた河口を引き戻す時にも同じセリフを言うんだよね…しかも河口と桑本はその時と同じ衣装着てるんだよ…河口が食べてるパスタのソースが違うことで冒頭のシーンとは違う今のシーンだって分かるようになってるんだよ…なんだよその演出…好きでしかないじゃん…いわさくの仲良しシーンとか好きでしかないじゃん…どうでもいいけど河口の一口でけぇよ…

そして、まあバリバリにネタバレされてはいましたが、団体戦を目前にして腕をケガしてしまうのがこの桑本くんでした。山で実践練習していたところにライバル校の部員がやってきて喧嘩を吹っかける、しかもそいつが桃田(渡辺)の恋人を奪った奴だったということで喧嘩勃発、部員たちがゴタゴタしている間も崖にぶら下がったままの桑本はそのまま体勢を崩して落下…分かっていても思わず目を背けたくなるようなシーンでした。

このケガという要素が暗くならないように桑本を選んだと言ってたのも監督だったかな?確かに河口じゃ一人だけ重くなりすぎるし、桃田はますますライバル校の奴にガチ切れしそうだし、新井(深澤)は「キャプテンなのに…」ってどんよりしそうだし、中道は「どうせ俺なんて…」ってイジイジしそうだし、高井戸(宮舘)は丈夫そうだからケガしなさそうだし…(※個人の見解です)

桑本はケガをした後も自分にできることをやってたから前向きで良かったよね。とりあえずエントリーだけして不戦敗にすることはできるから頭数は足りる、試合に出られるって部員に伝えたり…でも本当は出たいよねぇさくちゃんんん(;ω;)☜佐久間甘やかしがち

団体戦はそんなわけで一人だけ登っていませんが、新井にアドバイスしたりマネージャー的なポジションで活躍していましたね。このケガするという設定も、河口に最初に話しかけるという役も、明るくて人懐っこいさっくんにしか出来なかったと思います。

 

舞台挨拶では塚ちゃんと阿部くんに「この役やりたかった!」と言わしめたのは高井戸。演ずるは宮舘涼太

もうみんなからズルいズルいと言われまくっていますが、謎の存在感がムンムンと漂っており、ただタンクトップ着てプロテインの話をしているだけなのになぜか面白いっていう(笑)

「真面目だからこそだよね」とみんなが言っていましたが、宮ちゃんは別に笑いを取りにいこうとは全くしていない、ただ台本通り、監督の指示通り動いただけ…なのにこんなにも笑えるのは生まれ持った才能だと思います(笑)「思います(笑)」ってなんか失礼だけど!違うの!宮ちゃん大好きだよ!!

「見せ筋肉のドラマー」というその設定だけでも笑えるような気がしますが、タンクトップから覗く肩はガッチリしていて、まさに抱かれたい腕ナンバー1のたくましい二の腕は最高でした。

しかも、ドラムの演奏シーンもある!!Snow Manでドラマーといえば岩本さんですが、宮ちゃんもちゃんと叩けるんだね…でもドラムの演奏シーンも相当練習していたって雑誌で書かれていましたね。筋肉もドラムも、笑えるだけではなくてちゃんと映画を観る女子諸君がキュンとできるようなレベルに仕上げてきているのが流石といったところ。

「音楽性の違い」でバンドが解散したばかりの高井戸は、部員の中でも一番「団体」「グループ」「チーム」というものにこだわっていたように思います。またみんなでボルダリングがしたい、団体戦に出たい、と気持ちを吐露するシーンはスポ根によくあるシーンだけど、やっぱりグッときますよね。

団体戦では良いところまで来たのに、足を置ける場所がない…どうしよう…という局面にぶち当たりますが、自分の腕に足をかける荒技を披露して会場と劇場を沸かせます。なんとかフォーみたいな技名言ってたけどよく分からなかった(笑)でもこれもパワーキャラの高井戸だからこそ、演じているのが宮舘涼太だからこその技ですよね。

そういえば舞台挨拶で阿部くんに「高井戸ごっこしようね」って言ってたけど、何するごっこ遊びなんだろう……(笑)

 

そして試写会での評判は9割「顔がいい」だったのは桃田!演ずるは渡辺翔太。

完成披露の時に登場シーンでは歓声が上がったという桃田…確かにひたすら顔がいい!!!

とはいえ、その初登場シーンの記念すべき一言目は「俺はボルダリングが大嫌いなんだよ!!」でしたからね(笑)えぇ〜これボルダリング映画ですけど〜!?っていう(笑)

ボルダリングをやっている男に恋人のアケミを取られたからボルダリングが嫌いだと言う桃田に、岡島は「その男にあって、君に足りないものはボルダリングだけじゃないのか!?」と支離滅裂な勧誘を受けて「それもそうだな」とあっさり納得してしまうアホさ…かわいい…!それでいて高井戸の登場シーンでは「なんかヤバい奴きた〜〜!」って、完全に自分のことを棚に上げてます。いいよいいよ、顔がいいから許す(^o^)

阿部くんもお気に入りと言っていましたが、桃田がアケミとの2ショットを見ながら腕立て伏せするシーンがありまして、そこでは渡辺翔太と女の子の貴重な2ショットを我々も拝むことができます。「あ、翔太ってこんな顔して笑うんだ…」とトゥンクすることができると思います。胸が痛む子の方が多いかな?(笑)

序盤はアケミアケミだった桃田ですが、桑本のケガのきっかけになってしまったことや、その時に河口もボルダリング部を辞めてしまったことで火がつき、最終的にはアケミとの写真も削除して、再会した彼女にも「今は試合に集中したいんだ」とだけ告げてきっぱり断ち切れたご様子。一番成長が分かりやすい役だったかもしれません。

意外だったのが、蕎麦屋でバイトしているという設定(笑)あまり重要じゃないと思われてたのか雑誌とかでもほとんど語られてなかった気が…まあ多すぎて雑誌追いきれてないからな…私は少なくとも映画で初見でした(笑)

普段から非力な翔太を見ていたのでお蕎麦を肩に担いで歩く姿はヒヤヒヤしました…そ、そうだよね、バランス感覚は優れてるんだよね!!「あのせいろ、1段目の見えるとこしか蕎麦入れてないんだろうな…」とか考えちゃダメだよね!!

 

そして、予告の時点で一番爪痕を残していたであろう新井くん!演ずるは深澤辰哉。

予告が出た時点で誰もが衝撃的だったであろう、「山登り的なことだべか?」のセリフ!!(笑)バリバリに東京生まれ東京育ちのふっかが青森の山奥出身の男子を演じるとは…!私も「南東北」こと茨城県(実際は北関東です)出身なのですが、上手な訛りだったと思います。東京の人がこういう訛りを真似すると「違う💢」ってなるけど、自然だったと思います。

ボルダリング部に入ったのは新井が1番目。「山登り的なこと」だと勘違いして入部しましたが、メガネにノーセットのもさっとした髪型、ぶかぶかのダサいチェックシャツ…という、普段わりと「ウェーーーイwww」系のふっかとのギャップがとても良かったです。

しかも「バンドは行がなくていいの?」「枝豆もっと食べろ」とか言ってることが優しい上に、訛ってるからもっと柔らかく聞こえるという…あれ、東北男子サイコーじゃん?みたいな(※ただしイケメンに限る)

そんな新井くんは、岡島引退後にキャプテンに就任(入った順)。そこでいろいろと思うことがあったのか、「人生において乗り越えられない壁は目の前に現れないんだ」ということを突然言い出します。これ、主役の岡島のセリフじゃないし唐突に出てくるけど、この映画で一番言いたいことだと思うんですよね。「壁」はボルダリングの壁のことも指すし、苦労とか困難とかの「壁」の意味も含んでいると思います。最初にこの言葉を聞いた中道と桑本は笑いながらサラッと受け流しますが、団体戦の時も新井はこの言葉を胸に試合に臨んでいて、桑本からの「足から行け!」というアドバイスを元に無事に目の前の壁を乗り越えることに成功するわけです。

そして順番前後しますが、キャプテンに就任した途端、髪型も服装もオシャレに、メガネも外し、なぜか訛りも取れる、という大変身を遂げます(笑)それでもただの深澤辰哉に戻っちゃう訳ではなくて、部員思いの優しいキャプテンの新井の姿はそのままなので切り替わりがすごい。ビジュアルは「ふっか感」が出てるし、実際Snow Manも優しく包み込んでくれるふっかなので、改めてとても似合う良い役だなと思いました。

 

 

実はあまりこの映画に対して深い思いを抱いてなかった…というと語弊がありますが、阿部くんにとっても初出演じゃないし、6人で映画も初じゃないし、主演はあくまで塚ちゃんだし…と正直期待値が高くない部分はあったと思います。(ごめん)

でもね、ラストシーンで7分割になった画面にそれぞれ壁を登る真剣な表情が映し出されて、「ラスト・ホールド!」ってタイトルが出て、エンドロールで「Future Light」が流れた時に、急に涙がブワァっと出てきて…自分でも驚いたんですけど。

阿部くんが映画に出てくれたことが単純に嬉しくて感動したのと、たくさんの人がこの映画に関わってくれて、たくさんの人がこの映画を観てくれて、たくさんの人が阿部くんのことを知ってくれて、たくさんの人が阿部くんのことを好きになってくれるんだ…と考えたらボロボロ涙が出ました。

「本当に本当に、おめでとう」「無事公開されてよかったね」「大好き」と心から思うことができました。うん。

塚ちゃん、大切な初主演映画にSnow Manを出してくれて、ありがとうございました!!!6人にとっても良い経験になったし、我々ヲタクにとってもステキな思い出です。

 

というわけで早くおかわりホールドしたい(^o^)ムビチケすぐ消費できそう(^o^)次は高井戸のドラムシーンで他の楽器演奏されてるところをもっと真剣に観たいな…ゲームしてる中道くんの真剣な横顔にまた会いたいし…

 

もしまだ観ていないという方、映画館へGo!!(古)

みんなの来場、待ってるぜ!!