そうだ、「滝沢歌舞伎」に行こう

結局書くんかい!という声が聞こえてきそうだが、前回の記事で「お弁当の話しかなかったのでやめた」と述べた記事を結局書くことにした。

先日桟敷席の先行予約があったが、見事に撃沈した。少々苦い思いを引きずりつつ、「今年初めて滝沢歌舞伎に行く!」という方のためにも書いていこうと思う。

 

☆まず「滝沢歌舞伎」とは

知ってるよ、タッキー主演の舞台でしょ? という声が聞こえてきそうであり、まさにその通りである。

毎年4~5月に東京・新橋演舞場にて上演されている。2015年で10周年を迎えた歴史の長いジャニーズ舞台のひとつである。

タイトルに「歌舞伎」とついているが、基本的には舞台中で説明があるように「滝沢座長が織りなす和のエンターテイメント」であり、実は歌舞伎シーンは一幕のラスト20~40分(化粧含む)である。

私もそうだったが、一幕の後半で「これからタイトルにもなっている、滝沢歌舞伎が始まります!」と言われて「えええ!今までの何だったの!?」となるので心構えをしてください。和のエンターテイメント舞台です。

脇を固めるのは我らがSnow Manを始めとする実力派Jr.たち。今年の出演はすのに加えて、They武道改め宇宙Sixの林翔太くんと関西Jr.の古株・室龍太くん。林くんはマイルドな顔立ちからは想像ができないほどの力強い美声と演技力の持ち主で、室くんは正直詳しくないのだが「少年たち」の看守長役でナイスツッコミをしていた縁の下の力持ちタイプだと思われる。ピアノのガキ様こと石垣くん、バイオリンのヒロミこと後藤くんも出演。

そして、昨年に引き続き、座長よりも先輩のV6・三宅健くんが出演。阿部くんとひーくんが生まれる前(1993.5.4~)から事務所に所属しているアラフォーのおぢさまとは思えないほどキレッキレのダンスと愛らしいビジュアルには今年も期待しかしていない。滝様と混ざりあうことによって起こる「化学反応」をお楽しみください。(去年さんざん「化学反応起きちゃうからwww」「出た、化学反応www」って言ったことは内緒)

 

新橋演舞場について

「東銀座」駅が最寄りとなる、キャパ1400人くらいの歴史ある劇場で、普段から本物の歌舞伎の演目も上演されている、本当はジャニヲタなんぞが足を踏み入れてはいけないのでは?というくらいちゃんとした劇場。ちなみに新橋駅からも行けるが遠い&道が面倒なのでオススメはしません。

銀座駅からは一番近い出口(6番)を出て右側にずーーーっと行けばおそらく3分ほどで到着するような近さ。銀座エリアという素晴らしい立地のため、近くにはカフェ・ド・クリエやスタバ、デニーズ、ファミマやドラッグストアなどもあるので待ち合わせや暇潰しポイントも多数。居酒屋やおいしそうなレストランも多数。去年友人と入った熟成肉のお店、すごく良かったなぁ…高かったけど…

客席自体は1~3Fだが、地下にもお食事処やトイレがあり、劇場が小規模な割にはトイレも混まないかも。ですが開演に間に合うよう、ご利用は計画的に。

1F・2Fにはお土産屋さんもあり、新橋演舞場限定のチョコなんかも売っている。和小物なども可愛いものがあり、たまに誘惑に負けそうになる。ご利用は計(ry

 

☆座席について

先述の通り1F・2F・3Fと、1Fのサイドに桟敷席もある。

1Fはやはり近さ、臨場感があるので一番理想的である。一応サイドの座席は緩くステージ側に斜めになっているが、前列サイドなどでは被ったら見切れたりする可能性は高めかも?

縁あって昨年入った座席がたまたまドセンターの番号(21番くらい)だったのだが、滝様0番!!顔きれいすぎか!!と驚かされた。当然全体を見やすく、「演舞場、私のもの…?」と錯覚しそうなレベルで良かった。またドセンで見たいなぁ…でもこればかりは「21番くださーい!」と選べるものじゃないので残念ですね。

ちなみに下手側に花道があり、花道より下手(若い番号)のことを「ドブ席」と呼び、あまり良くない席として知られているそう。入ったことがないので何とも言えないけれど、花道に演者が来たとき以外は見づらいことが多いらしい。

そして1Fのサイドで一段高くなっている座席が「桟敷席」であり、滝沢歌舞伎に関して言えばお弁当付き16,000円と少々ほかの席よりも高い値段でチケットぴあで発売されている。ここも私は入ったことがないので詳しい話はできないが、劇場内で売っている「滝こみご飯弁当」よりもゴージャスな松花堂弁当がついており、食べながら観劇ができるそう。実際は幕間にかき込むことになるらしいが、足元は掘りごたつになっているらしい。最下手・最上手よりもサイドなので、見切れが発生するのは致し方ないが、通常の座席より少々高くなっている分、被りはほぼないとのこと。(全て伝聞で申し訳ありません)

そして、2Fはコの字型で正面・右列・左列に分かれており、その名の通り舞台に向かって正面か右か左かという別れ方で、オススメは2階正面列。1Fのように前の人の頭が被って見えないということもなく、ストレスフリーで全体を見渡すことができるので、1Fより2F正面派という人も多い。ただ、花道は列にもよるが半分ほど見切れる。まさしく「コ」の字の形をしており、正面列に対して右列・左列は直角になっているため、舞台を真横から見るイメージ。当然見切れは多く(右列なら上手、左列なら下手が見切れる)、真正面を向けば見えるのは舞台ではなく他のヲタクの顔である。正直あまりオススメはしないけど3Fよりはマシだから希望を持って!というところ…

最後3FはA席の括りでお値段も半額になっているように、もはや「空気を吸いに来ました!」感は否めない。2Fと同じコの字型で、正面列・右列・左列で分かれているが、正面列ですらステージがギリギリ全部見えるくらいで、花道はもはや全く見えず、右列・左列側にそれぞれある小さいモニター(16型テレビくらい)を見るしかない。右列・左列は言わずもがな…である。ただ、昨年3F正面列に入った際は、「鼠小僧」のOPで滝様が3Fくらいの高さまで登場してくれるという演出があり、「ハッ…今目が合ったかも…///」とトゥンクすることができる。ちなみに当然ながら勘違いであるが、そのくらい目の前に滝様が現れる。「いにしえ」のフライングも2Fの右列です。

 

☆事前予習せよ!!

先に書いた通り、滝沢歌舞伎は10年以上の長い歴史を持つ舞台である。

当然ながら毎年キャストを変えて少しずつ進化しているが、変わらない演目というか「これぞ滝沢歌舞伎!」という定番の演目もある。

例えばOPの「春の踊り~いにしえ」。「春の踊りは~!よぉいや\さぁぁぁぁ~!/」という掛け声に始まり、ツッツッパーン!「き~りの~♪」でフライングで飛び出す滝様とかは「きたきたきたぁぁぁぁぁぁ!!」となる演目なので、予習しておくに越したことはない。

その他、変面・MASK DANCE・腹筋太鼓、おそらく今年もやるであろう健タッキーコンビの曲「浮世艶姿桜」「LOVE」、そして二幕の「鼠小僧」など、去年のDVDを観ておくだけでも参考になるし、ワクワクが増すだろう。

サントラもできれば聞いていただきたいところだ。2015年の「滝沢歌舞伎 10th Anniversary」の限定盤、その名も「よぉいやさぁ盤」という20,000円(税別)のDVDに特典としてついていた。今でも買えるものなのか分からないので…もしダメだったら…お友達に借りてください。

「え、どれ観ればいいの?」という方は、私の過去記事をご参照いただければ幸いです。

 

erysnm.hatenablog.com

 

 ☆「観劇当日は、開場と同時に入るべし!」

2年前、私が初めて滝沢歌舞伎を観劇した際は、初心者のくせに一人だったこともあり、退屈な開演前時間を過ごしていた。本当に無駄なことをしたと今では過去の自分をブン殴りたい気持ちになる。そのくらい、歌舞伎の開演前は重要である。

観劇当日は、是非スケジュールを調整して、そしてお腹を空かせた状態で、開演1時間前に開場したタイミングで劇場入りしていただきたい。

というのも、演舞場グルメを堪能してほしいから!!です!!!(大声)

やはり、滝様プロデュースの「滝こみご飯弁当」を一度は食べていただきたい。ちなみに1500円します。高ぇよ!!という声が聞こえてきそうですが、ジャニーズ価格なので諦めましょう。ちなみに私は値段が高いという理由で初年度これを食べずに後悔しました。

「大変、私好き嫌いが多くて~」という方もご安心を!なんとこの「滝こみご飯弁当」、2種類ご用意ございます。去年「煌(きらめき)」と「桜」だったかな…エビマヨが煌でローストビーフが桜だったような…ちゃんと中身何が入っているかは買う前にメニュー出ているので分かります。買ったお弁当は劇場内のベンチや、地下のお食事スペースで食べられるのもありがたい。持ち帰りもOKなはずなので、昼公演観劇してお夕飯の分に買っていくのも良いかと。

「ん~でもやっぱり1500円のお弁当って高いわ」という方、大丈夫です!!2Fのお食事処では「海鮮サラダそば/うどん」がございます!!こちらは曖昧ですが確か1200円だった気がします!!こちらは冷たい麺の上にでっかい蟹がドカーンと乗っています。ごまドレっぽいお味でさっぱり。私はこちらも大好きです。

ちなみに、どちらもお箸は「滝沢歌舞伎」ロゴ入りなので、お持ち帰り可。日付入りのカードもついてきます。お弁当とうどんそばどっちにもついてるんでしたっけ…普通のカードサイズの紙に、滝沢歌舞伎ロゴとその日付が入っています。

「残念!ご飯食べて来ちゃったぁ~」という方も、大丈夫!!会場はスイーツ類も充実しております!!オススメは「さくら最中アイス」。最中にピンク色のさくらアイスが挟んであります。正直私はあんまり期待せずに食べたんですが、本当美味しかった…最中サックサク、アイスもベタベタせず甘ったるくなく美味しかったです。他にも桜モチーフのウーピーパイやカップケーキなど。どれも値段は300~500円ほどだったと思います。

私は開演前にお弁当orサラダそばを食べて、幕間にさくら最中アイスを食べて、カップケーキはお持ち帰りにします。食べ過ぎか…ちょっとしたテーマパーク感覚でお楽しみいただければと思います。

 

☆開演したら…楽しんでください!!

急に雑だが、あとは自担の活躍する姿をひたすら楽しむべし。双眼鏡をしっかり持って行って、できればレポやネタバレを読んでおいて立ち位置なんかも分かった上で見るべし…出演者多いからね…

先ほど座席解説で見切れの話をしたが、見切れがあったとしても前のめりは厳禁。後ろの人が見えなくなってしまうためである。何があっても、背中は座席のイスにつけたままで!というのは舞台観劇の基本マナーです。

基本的に応援は拍手だが、昨年からテーマが「笑いあり、涙なし」なので、面白い場面ではたくさん笑ってあげると演者もきっと喜ぶのではないだろうか。「LOVE」とか盛り上がる曲では手拍子と振付も是非。

「鼠小僧」で降ってくる小判は持ち帰ってお土産にピッタリである。ちなみに、金のペラペラの紙(といっても滝様が滞空時間や光の反射具合にこだわりまくった紙)と、金色の画用紙に「滝沢歌舞伎」ロゴの入った2種類が混じって飛んでくるので、どちらも記念にどうぞ。2万枚降ってくるので、持ち帰る方が劇場のスタッフさんもお掃除が楽になるはず…

 

 

そんなわけで(?)3/20には一般発売、来週からは前半の日程のFC枠チケットも届き始める「滝沢歌舞伎2017」。

今年はSnow Manがここでも新曲をいただけたり、渡辺に見せ場があったり、岩本のアレが復活したりと、すでにネタバレされている部分でもすの担的楽しみ要素が多々あることが期待される。

舞台そのものはもちろんのこと、お弁当とかウーピーパイとか(主に食べ物)、それ以外にも楽しみを持って 演舞場へ向かっていただければ良いなと思う。