Snow Manの「2」の魅力
「シンメ」というのは、仲が悪いものだと思っていた。
仲が悪いというか殺伐としているというかお互い近寄ろうとしないというか…
私が今まで見てきたシンメ、「仁亀」と「ふまけん」は決して仲良しこよしシンメではなかった。
どちらも「小さい頃は仲良かったけど17〜18歳ごろから少しずつ壊れ始めた」系のシンメだと思う。
「本当は、心の奥底では大好きだし仲良しだから💢」みたいな意見ももちろんあると思う。仁亀だって30歳を超えた今会えば時間が解決してくれて笑い合えるかもしれないし、ふまけんは今年あたりからだいぶ持ち直して和解してきた。
でも私はどちらかというと大っぴらに仲良くしてくれているコンビの方が好きで、「爺孫」(亀梨中丸)とか「ふうまり」とかスキンシップ多めのコンビが好きだった。
とにかく、そういう関係性が「シンメ」だと思っていたから、阿部くんのファンになって、Snow Manを好きになって驚いたのは「シンメ」の仲の良さだった。
すのにおいて、阿部くんのシンメは佐久間くん。
背が高くて地黒で硬い髪質でお勉強大好きな気象予報士大学院生阿部くんのシンメが、小柄で色白でふわふわの金髪でさんすうが苦手なアニメヲタクの佐久間くんである。
普通シンメって似てるんじゃないの…と「仁亀双子期」なども見てきた私は、見た目も中身も正反対のシンメに驚いた。
そして「あべさく」と呼ばれるこのシンメを知れば知るほど、2人の仲の良さに驚いた。
雑誌のインタビューでお互いを親友として挙げ、しょっちゅうご飯どころか温泉だのピクニックだの行っている。たまにさなぴーもいる。
舞台期間は1ヶ月同じ楽屋で過ごしていたのに、そのまま夜はスパで過ごして泊まり、翌日も2人で映画を観に行っている。
「勉強することは佐久間と遊ぶのと同じくらいリラックスできる」とかいう、もう一言で「は?」っていう感じのコメントもしてくれた。
おそらくジャニーズ事務所に入っていなければ出会わなかっただろう(だっておつむのレベルが違うから同じ学校にはなれなry)2人が、こうして同じ時期にジャニーズJr.として活躍し同じグループに所属して友情というか愛を育んでいる、となると思わず「奇跡」「尊い」と手を合わせたくもなるでしょう!!
年下の阿部くんは「佐久間」って呼び捨てなのに、さっくんからは「阿部ちゃん」って呼んでるのも推せるよね…
普段は年下の阿部くんがしっかりして、雨の日にはそっと傘を差し出すとか(実話)さっくんに対して彼氏力が高くて、好みのタイプは「たくさん食べて、よく笑うコ!」ってそれ佐久間やないか!!って発言が多いのに、いざ阿部くんがテンパったりイライラしてるときはさっくんか大きな朗らかな心で包み込んで安心させてくれるんすよ…多分
事務所内の仲良しコンビはたくさんあるけど、「シンメ」と呼ばれる中ではトップクラスの仲良しなんじゃないかなぁ
あべさくより仲良しこよしなシンメをご存知の方がいたら私までお知らせください、というレベル。
そんな「あべさく」と同レベルか、ある意味それより重いんじゃ?というシンメが岩本深澤の推されシンメ「いわふか」だと思う。
すのに興味を持つ前、この2人だけやけに推されていた印象が強かった。事実「謎選抜」とかガムシャラのチーム我とか選ばれていたし、それによりだてなべあべさくの4人だけがキスマイバックをしていたこともあった。
だから、「2人は推されてるから仲良くしてるんだ」と思っていた。たまたま委員会に同じクラスの子がいたからとりあえず一緒にいる、的な。
が、それは違ったようだった。
まだすの担になって日が浅い頃、少クラでふっかが作ったチョコケーキがどれかひかるが当てる、という今思えばただのいわふかイチャイチャ企画があった。
ひかるさんは、ふっか・安井くん・スタッフの作った3つのケーキからふっかのケーキを一瞬で当て、「ふっか感が出てる」と満面の笑みで答えた。
「いわふかきょわい……」私が初めてそう思った瞬間だった…
シルバニアを雑に扱う男子なふっかに「そういう遊び方じゃないの!」とぷんすこするシルバニア男子いわもとひかる…というのもある意味怖かった(褒めてる)
その後もインタビューなどを読んでいると、いわふかは「みんな俺があいつのこと好きだと思ってるけど違う、あいつが俺のこと好きすぎるんだ」という旨の発言をお互いにしていた。はいはいいわふかいわふか!!と言ってクッションを投げたくなる。
あべさくがチップとデールか、はたまたぐりとぐらかのように無邪気にキャッキャしている横で、いわふかはねっとりどっしりとした激重な関係性を築いているのだ。
じゃあ、残ったシンメ「だてなべ」は?というと、ここは今は頻繁に遊ぶような仲ではない。仲が良すぎることもないけど、だからと言って殺伐ではない。
その2人を一部のヲタクは「ゆり組」と呼ぶ。というのも、だてなべの2人が出会ったのは幼稚園のゆり組さん時代なのだという。
マジか、と思うけどこの2人は幼稚園で出会い、小学校は別でも同じダンススクールに通い、中学も別だけど近い時期にジャニーズ事務所に入り、高校は同じ、グループは同じ、結果的には片方中退したけど大学も同じ、という、もう「ガチやん!」としか言えないくらいガチな幼なじみなのである。
だてなべには、あべさくもいわふかも超えられない「一緒に過ごしてきた時間」という強いベースがある。あべさくといわふかが入所後の約10年来の仲なら、だてなべはその倍の20年来の仲だと言えてしまう。
もう「幼なじみの涼太と翔太」この時点で少女漫画始まりそうな設定じゃないです!?!?若いうちに2人にもう一度ブレザー着せてちゃおの漫画実写化しよう!?!?!?
と、まあこのような感じで、三組三様の「シンメ」が存在しているのがSnow Manだと思う。
ちなみにシンメ以外も推せるコンビはすの内にたくさんある。
個人的に好きなのは、2014年8月12日某番組のオーディション出身コンビ「あべふか」である。
グループでは一応最年長と最年少だけど、お互いのことは「同期」であり、他の同期のデビューとか退所とか辛いこと苦しいことを一緒に乗り越えてきた仲間として認め合っている感じ。
KAT-TUN担時代「爺孫」と呼ばれる亀梨中丸コンビが好きで、この2人も最年長と最年少で同期という組み合わせだったけど、爺孫は「最年長と最年少」の方が強く、あべふかは「同期」の方が強い…という微妙な違いがある。
シンメとはまた違った意味の強い信頼関係のあるとてもよいコンビなので、是非こちらも注目していただきたい。
あとここ1〜2年すの担の中ではアツイのは、やはり「だてさく」だろうなと思う。
この2人、それこそ2年ほど前までは仲が悪かった。悪いというか何というか、片方が相手に苦手意識を持っていて、それを感じ取ってもう片方も近付かないようにしていた、みたいな感じだったと聞いている。
それこそ、すの担になる前からだてさくは仲良くないことを知っていた。そのレベルの不仲コンビだった。
が、昨年初めて滝様と2人で食事に行った「だて」の方が、滝様から「お前の思ってること、佐久間に話せばちゃんと伝わると思うよ」という旨のアドバイスをもらって、そこで「だて」は「さく」を食事に誘い、じっくり話をした(らしい)。
そこでいわゆるだてさくの「雪解け」が起こり、すのクリエ2015において宮舘の方から「佐久間と食事に行った」と話したらメンバーが「えええええ!?」と大声をあげてひっくり返った(実話)という…どんだけ仲悪かったんだよ!!みたいな…
今はもともとさっくん側と仲が良かった阿部くんも交えて、「あべだてさく」で同じ楽屋で過ごしたりハワイアンカフェに行ったりして、ほっこりコンビのほっこりトリオになってしまったのである。
…って何だかオマケの話なのに熱く語ってしまったけれど、ちょうど私が好きになった頃が「角が取れて丸くなってきた」という時期だったので、幸いなことにすのーまんは仕事もプラベも仲良しこよしコンビがたくさんの平和グループと受け取ることが出来ている。
もちろん、6人の息の合ったパフォーマンスは最高だし、メンバー個人もたくさんの特性があって魅力的だけれど、他のグループより「2」つまりシンメやコンビの強さがすのの売りだと私は思う。
今発売中のQLAPも、確か「いわあべ」「だてさく」「なべふか」とシンメではないコンビでの2ショットが満載なので、「2」の魅力にどっぷり浸かりたいという方は是非お手に取ってみてください。出版社の回し者ではありません。
あと一応言っておきますが私は決して腐女子ではないので、そういう目ではシンメ・コンビを見ていません!ご了承くださいm(._.)m